建築生活

こんな私の生活でも、興味を持ってくれる人がいたので、ブログを書くことにしました。

設計演習課題:中島公園一番出口の再設計

課題発表から2週間たったけど、まだアイディアが出ない。

アイディアが出てくればあとはぐんぐん進むのに、というのはすべとの建築学生が思っていることだと思う。

しかしテーマは決まった。「札幌市民学校」を作ろうと思う。建築環境論の授業で神奈川県小田原市SDGs未来都市のついて調べたことがきっかけだ。小田原市民学校という形で小田原について地域住民が主体的に考え、また地域愛を育もうという取り組みである。

画期的だと感動したのだが、実はそれほど新しいものではないらしい。

1960年代にイギリスで公民を教えるようになってから、地域の政治や活動への参加を目的として教育することに広がっていき、シティズンシップ・エデュケーションと呼ばれるようになったらしい。1998年からはさらにグローバルな視点を取り入れることがテーマになっている。日本でいうと、小学校の総合の時間に相当するだろう。

その市民教育を行うための施設を作ろうと思い至った。中島公園の歴史は札幌の歴史という言葉があるほど、中島公園は常に札幌の市民を楽しませるためにアプローチしてきた。

 今でも中島公園では一年のうちにいくつもイベントがあり、中島公園駅一番出口は、札幌の市民はもちろん、市外、はたまた海外からの来訪者が行き来する。

 そんな中島公園駅が、市民が札幌市について学ぶ場であり、またその発表の場であることは、この歴史の延長線にあり、市民学校ができることで、中島公園は一層市民の拠り所になるだろう、と、コンセプトまではすんなりきたのだが、形にするというのが難しい。

コンセプトだけでは建築じゃない。物に、形に、空間にするのが、建築家の仕事である。というのが先生の口癖だ。スタディ模型(考える時に使う試作模型)作りながらまた悩みます・・・